季節
2013年10月7日
帰り道に
近所の定食屋で、
さんま定食を食べた。
ごちそうさまでした を言ってから
夜風に吹かれ ぷらぷらと帰る。
ふと、 自分のてのひらをみる。
あし、おなか、かた、 心臓。
今日もちゃんと動いている。
空を見上げる、
わたしたちはいつも、晴れたり 曇ったり、
台風が来てしまったり、
だけど、
その過ぎた夕焼けが 見事に美しかったり。
毎日、いそがしい。
星の見えない夜空を 飛行機の赤と緑の点滅が、
音もなく横切った。
耳を澄ます。
たとえば、5年後、
そんな未来におもいを馳せる。
たくさんの、たくさんの 夢がある。
むせ返るほどに、あふれ、こぼれている。
“たのしみにしていなさいよ”
未来のわたしの声がきこえた気がした。
涙が出そうになるのを、ぐっと喉のあたりでこらえる。
すこし、目を閉じて
街中に漂う、秋の空気を吸い込む。
金木犀かおる、この季節がだいすきだ。
せつなさに 似ている。
